高等教育ニュース(2026年6月19日ー6月20日)
デイリー版|対象期間:2026年6月18日 8:00 〜 2026年6月19日 8:00(日本時間)
【国内ニュース】
■ 法令・通知・Q&A・手引
〇 認定日本語教育機関の認定申請等の手引きが更新
・日付:2026年6月18日 ・出典:文部科学省 リンク
・概要:文部科学省は、認定日本語教育機関の認定申請等の手引きを令和8年6月18日付で更新した。今回の更新は、認定機関によるポータルサイトでの届出・報告手続きの実装に伴う変更であり、認定申請に係る記載以外を変更したものと説明されている。
・大学設置・大学経営上の視点:日本語教育機関を設置・運営する大学、留学生受入れを拡充する大学では、認定後の届出・報告実務、学内の所管部署、期限管理の確認が必要。設置認可・届出案件そのものではないが、留学生政策や日本語教育機関との連携に関係する。
■ 学生支援・入試・国際化
〇 AIMS Programme参加大学の選定を開始
・日付:2026年6月18日 ・出典:文部科学省 リンク
・概要:文部科学省は、Asian International Mobility for Students(AIMS)Programme参加大学の選定を開始した。公募期間は令和8年6月3日から7月6日18時まで。AIMSは政府主導の学部生向け国際交流枠組で、東南アジア諸国に日本・韓国を加えた10か国が参加している。
・大学設置・大学経営上の視点:国際交流、留学生派遣・受入れ、英語開講科目、単位互換、学部教育の国際化を対外的に示す材料になり得る。設置構想で国際性を掲げる大学は、実績・計画の根拠資料として注視したい。
■ 専門学校の制度改革
〇 高等専門学校の機能強化に関する検討会を開催
・日付:2026年6月19日開催予定(案内は6月16日掲載) ・出典:文部科学省/ReseEd リンク
・概要:文部科学省は、第1回「高等専門学校の機能強化に関する検討会」を6月19日14時から16時に開催する。議題は、高等専門学校の現状、「高等専門学校の機能強化パッケージ(仮称)」の方向性など。傍聴はYouTube Live配信のみで、登録期限は6月18日12時。
・大学設置・大学経営上の視点:高専の機能強化は、大学・短大・専門職大学・専門学校との接続、地域産業人材育成、情報・工学系人材の供給構造に影響する可能性がある。工学系学部・学科の設置構想では競合・連携双方の観点で確認が必要。
■ 質保証・認証評価・教職課程
〇 「今後の教職課程や教員免許制度の在り方について(二次まとめ)」を公表
・日付:2026年6月16日 ・出典:文部科学省 リンク
・概要:中央教育審議会の教職課程・免許・大学院課程ワーキンググループは、中間まとめを踏まえた各免許種ごとの議論を受け、6月16日に二次まとめを取りまとめた。文科省サイトに本文PDFが掲載されている。
・大学設置・大学経営上の視点:教職課程を有する大学・学部では、課程認定、教員養成のカリキュラム、教職大学院との関係、実務家教員・現場経験の扱いに波及する可能性がある。新学部設置時に教職課程を後追いで想定する場合も、早めの制度確認が望ましい。
■ 研究・補助金・連携
〇 大学研究力強化部会(第7回)議事録を掲載
・日付:2026年6月17日掲載 ・出典:文部科学省 リンク
・概要:文部科学省は、科学技術・学術審議会 大学研究力強化部会(第7回)の議事録を掲載した。議題は、世界で競い成長する大学経営の在り方に関する研究会、大学研究力強化に向けた取組など。経済産業省、慶應義塾、民間企業関係者からの発表も含まれている。
・大学設置・大学経営上の視点:大学経営、研究力強化、産学連携、大型共同研究、学長のリーダーシップ、柔軟な経営環境が論点になっている。大学の将来構想、研究推進体制、外部資金獲得戦略を説明する際の背景資料として有用。
■ 学生支援・入試・国際化
〇 2026年度入試、都市部私立大で一般選抜の難化傾向
・日付:2026年6月18日 ・出典:大学ジャーナルオンライン リンク
・概要:大学ジャーナルオンラインは、2026年度入試結果について、国公立大・私立大とも一般選抜の合格者数が減少し、特に都市部の私立大で志願者数増加と合格者数減少が重なり、難化傾向が目立つと解説している。
・大学設置・大学経営上の視点:18歳人口減少下でも、都市部・大規模私大では志願者増と合格者抑制により競争が強まるケースがある。学生確保の見通しでは、全国平均だけでなく、地域、大学規模、入試方式別の動向を分けて見る必要がある。
■ 大学経営・財務・ガバナンス
〇 跡見学園女子大学、2029年度から文京キャンパスへ一元化
・日付:2026年6月18日 ・出典:大学ジャーナルオンライン リンク
・概要:跡見学園女子大学は、2029年4月から文京キャンパスと新座キャンパスの2キャンパス体制を改め、文京キャンパスへ一元化する準備を進めている。2027年度入学生までは1・2年次を新座、3・4年次を文京、2028年度入学生は2年次から文京、2029年度入学生は1年次から文京で学ぶ予定。
・大学設置・大学経営上の視点:キャンパス一元化は、学生募集、利便性、施設投資、既存校地の活用、収容定員管理、23区内大学定員規制との関係などを含む経営判断の事例。既存キャンパス再編を伴う届出・認可案件では参考になる。
■ 学生支援・奨学金
〇 JASSO、奨学金返還に関する自動音声・SMS案内を掲載
・日付:2026年6月17日掲載、6月18日から案内対象あり ・出典:日本学生支援機構(JASSO) リンク
・概要:JASSOは、奨学金返還に関する自動音声案内や、前月末期限の返還金の入金確認ができなかった者へのSMS送信について案内している。対象期間には6月18日から6月25日の案内が含まれる。
・大学設置・大学経営上の視点:大学側の奨学金担当部署では、学生・卒業生からの問い合わせ対応、詐欺・不審連絡との区別、返還支援制度の案内を整理しておきたい。学生支援体制の説明資料にも関係する。
【国外ニュース】
■ 国外ニュース
〇 英国、大学ローン利用にGCSE英語合格を条件とする案が報道
・日付:2026年6月17日 ・出典:The Guardian リンク
・概要:英国政府が、イングランドの学生ローン利用条件としてGCSE英語の合格を求める案を検討していると報じられた。報道では、非伝統的な進学者、成人学生、低所得層、国際的背景を持つ学生への影響が指摘されている。
・大学設置・大学経営上の視点:入学時の基礎学力・言語能力要件、学生支援、アクセス拡大と質保証のバランスをめぐる海外動向。日本でも入学者受入れ方針、初年次教育、リメディアル教育、学修成果の保証を考える際の比較材料になる。
〇 イリノイ工科大学、インド・ムンバイ新キャンパスで2026年秋入学を予定
・日付:2026年6月18日頃 ・出典:Times of India リンク
・概要:Times of Indiaは、Illinois Institute of Technologyがインド・ムンバイに新キャンパスを開設し、2026年秋入学を予定していると報じた。インド国内で外国大学キャンパス設置を可能にする制度改革と、グローバルな高等教育需要の高まりが背景にある。
・大学設置・大学経営上の視点:海外大学の分校展開、インド市場、工学・テクノロジー教育の国際競争に関する動向。日本の大学が留学生獲得や海外連携を考える際、単なる留学生受入れではなく、現地展開・共同学位・短期プログラムとの比較が必要になる。
〇 英国の大学がインド学生向けにコース拡充・自動奨学金を展開
・日付:2026年6月18日 ・出典:Times of India リンク
・概要:Bath Spa Universityが2026年9月入学に向けてコースを拡充し、インド学生に自動奨学金を提供すると報じられた。英国大学が国際学生市場で進学需要を取り込む動きの一例である。
・大学設置・大学経営上の視点:国際学生募集では、奨学金、職業直結型プログラム、進学手続きの簡素化が競争要因になっている。日本の大学の国際募集では、学納金、生活支援、就職支援、英語プログラムの訴求を一体で設計する必要がある。
注記
・本資料は、大学設置、大学経営、質保証、学生募集、国際化に関係する情報を中心に、実務上の確認観点を付して整理したものです。
・速報性を優先しているため、各制度の最終的な取扱いは、必ず所管省庁・公的機関・大学公式発表の原典で確認してください。