高等教育ニュース(2026年6月22日ー6月23日)
デイリー版|対象期間:2026年6月22日8:00〜2026年6月23日8:00(6月23日公開分の注目記事を一部補足)
【国内ニュース】
①【設置認可・届出・設置者変更・事前相談】
- 記事タイトル:龍谷大学、環境サステナビリティ学部(2027年4月設置届出中)関連の公式メディア記事を公開
概要:龍谷大学公式メディア「BEiNG」で、環境サステナビリティ学部(2027年4月設置届出中)に就任予定の金森絵里教授が、環境保護における「市民感覚」や環境哲学の重要性を会計学の視点から解説。記事中では、同学部が環境・サステナビリティ、都市環境工学、生物多様性、経済・経営学を架橋し、1年次から4年次までPBL型の「クエスト科目群」を体系的に開講する構想も紹介されています。
リンク:https://univ-journal.jp/997629/
コメント:設置届出中の新学部PRと教育課程の見せ方の事例として参考になります。
- 記事タイトル:【補足】聖カタリナ大学短期大学部、2028年度以降の学生募集停止へ
概要:聖カタリナ大学短期大学部を運営する学校法人聖カタリナ学園は、志願者の大幅減少と定員割れの継続を理由に、2028年度以降の学生募集停止を決定。2027年度入試を最後とし、在学生および2027年度入学生の卒業まで教育環境・学習支援・進路指導を維持するとしています。
リンク:https://univ-journal.jp/998571/
コメント:短期大学部の募集停止が続く中、地域系・保育系短大の定員管理や法人内再編の参考事例です。
②【法令・通知・Q&A・手引】
- 記事タイトル:松本洋平文部科学大臣会見:AI for Science、学校安全、奨学金返済負担に言及
概要:6月22日の定例記者会見で、AI for Science萌芽的挑戦研究創出事業(SPReAD)の第1回公募採択、東京都北区の小学校火災への対応、金利上昇に伴う第二種奨学金の返済負担について見解が示されました。SPReADでは456件の採択、応募1万5千件超、採択倍率約35倍との報道があり、第2回公募は7月3日正午締切とされています。
記事リンク:https://www.sentankyo.jp/articles/d3bef6b5-aa4f-4534-b749-a5de45e13535
文科省リンク:https://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/mext_00706.html
コメント:大学・研究機関にとっては、AI研究支援、公的研究費、学生支援制度の動向を確認する材料です。
- 記事タイトル:文科省、産業競争力・研究力中核大学群に関するワーキンググループ第1回配布資料を掲載
概要:文部科学省は、6月22日開催の「産業競争力・研究力中核大学群に関するワーキンググループ(第1回)」配布資料を掲載。議題は、産業競争力・研究力中核大学群の形成についてです。大学研究力強化、産学連携、地域振興を結びつける政策議論として注視が必要です。
文科省リンク:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu31/siryo/000019199_00020.htm
コメント:研究大学・地域中核大学・産業連携をめぐる制度設計の方向性を見る資料です。
③【質保証・認証評価・設置計画履行状況】
・対象期間内に、主要媒体で該当する新着は確認できませんでした。
④【大学経営・財務・ガバナンス】
- 記事タイトル:QS世界大学ランキング2027、東京大学は39位、京都大学64位、大阪大学95位
概要:QS世界大学ランキング2027では、1位MIT、2位タイにインペリアル・カレッジ・ロンドンとスタンフォード大学、4位オックスフォード大学、5位ハーバード大学。日本では東京大学39位、京都大学64位、大阪大学95位が上位となりました。大学の国際的なブランド、雇用主評価、持続可能性などを意識した経営指標として参照できます。
リンク:https://www.sentankyo.jp/articles/a0f17868-d528-4232-a5ac-56b9cf90aa68
コメント:ランキングは直接的な質保証指標ではありませんが、広報・国際化・研究戦略の材料になります。
⑤【教育改革・AI・DX】
- 記事タイトル:東京大学メタバース工学部、小・中・高校生向けに夏休み3講座を開講
概要:東京大学メタバース工学部は、自然体験学習講座「自然に学ぶみんなの学校」を本郷キャンパスと南会津で、また中高生向けオンライン講座「リアル『渋滞』ゲーム!~人流を最大化せよ~Ver.2」を開講。メタバース空間、自然科学、数理モデルを組み合わせた高大接続・理工系人材育成の事例です。
リンク:https://resemom.jp/article/2026/06/22/86500.html
コメント:小中高段階から大学の研究・教育資源に接続するアウトリーチの好例です。
- 記事タイトル:公立はこだて未来大学など、NVIDIAとの学術連携が国内大学で拡大
概要:公立はこだて未来大学は2026年5月、エヌビディア合同会社と学術連携協定を締結。記事では、滋賀大学、大阪成蹊大学、東京工科大学、筑波大学、中部大学、大阪工業大学、中央大学、京都女子大学、金沢工業大学、大妻女子大学、名城大学、長崎総合科学大学など、国内大学でAI・データサイエンス教育に関する連携が広がっていることが紹介されています。
リンク:https://univ-journal.jp/998265/
コメント:生成AI・GPU・データサイエンス教育を教育課程に組み込む際の産学連携事例として有用です。
⑥【学生支援・入試・国際化】
- 記事タイトル:東京都高等学校情報教育研究会、令和8年度共通テスト「情報I」問題内容へのコメントを発表
概要:導入2年目となる令和8年度大学入学共通テスト「情報I」について、東京都高等学校情報教育研究会が問題内容を分析。平均点は56.59点で前年から約12点低下しましたが、導入初年度の配慮がなくなり本来の難易度に近づいたもので、過度に難しいわけではないとの見解を示しています。
リンク:https://univ-journal.jp/998478/
コメント:情報系学部・データサイエンス系学科の入試広報や入学前教育の設計に関わる論点です。
- 記事タイトル:広島大学2026年度入試、高校別合格数は地元高校が上位を占める
概要:大学通信の高校別合格者数ランキングを紹介する記事。広島大学の2026年度高校別合格者数では、4位に広島、5位に広島大学附属が入り、トップ10は広島県内高校が独占。志願者6,499人、合格者2,533人、倍率2.6倍とのデータも紹介されています。
リンク:https://resemom.jp/article/2026/06/22/86486.html
コメント:地方国立大学の地域吸引力や高校別入学実績を把握する材料になります。
⑦【研究・補助金・連携】
- 記事タイトル:畿央大学、進行期パーキンソン病患者における足こぎ車椅子の有用性を報告
概要:畿央大学大学院博士後期課程の金蔵満百合氏、岡田洋平教授らの研究で、進行期パーキンソン病患者にとって、足こぎ車椅子は手動車椅子より持久性・効率性に優れる可能性が示されました。6分間駆動テストにより、総駆動距離・駆動速度・効率性指標を比較した研究成果です。
リンク:https://univ-journal.jp/998033/
コメント:医療・リハビリ系大学院の研究成果広報、地域医療・福祉領域との連携材料になります。
- 記事タイトル:日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス」、2026年度実施プログラム一覧を掲載
概要:日本学術振興会は、科研費による研究成果を小中高生にわかりやすく伝える「ひらめき☆ときめきサイエンス」の2026年度プログラム一覧を掲載。全国の大学・研究機関・高等専門学校等で、科学研究に触れるプログラムが実施されます。
リンク:https://resemom.jp/article/2026/06/22/86499.html
コメント:科研費成果の社会還元、研究広報、理系進路啓発の事例です。
- 記事タイトル:昭和女子大学、高校生向けサイエンスプログラム「食品と病気の因果関係を探る」を8月開催
概要:昭和女子大学は、JSPS「ひらめき☆ときめきサイエンス」事業として、高校生を対象に栄養疫学・DOHaD研究を学ぶ体験型プログラムを開催。オンライン講義、約2週間のベジ生活チャレンジ、対面演習、SPSSを用いた仮説検証などで構成されます。
リンク:https://univ-journal.jp/998430/
コメント:高校生向け研究体験と大学の専門教育PRを結びつけた好例です。
⑧【専門学校の制度改革】
・対象期間内に、主要媒体で該当する新着は確認できませんでした。
【国外ニュース】
- 記事タイトル:QS World University Rankings 2027、MITが15年連続首位、米英勢が上位を維持
概要:QS世界大学ランキング2027では、MITが1位を維持し、インペリアル・カレッジ・ロンドンとスタンフォード大学が2位タイ、オックスフォード大学が4位、ハーバード大学が5位。ランキングは学術的評判、雇用主評判、教員学生比、国際性、持続可能性などを評価指標にしています。
コメント:大学ランキングが、研究だけでなく雇用成果・国際性・持続可能性を含む総合的な大学経営指標になっている点に注目です。
- 記事タイトル:UNSW、QS世界大学ランキングでメルボルン大学を上回り豪州首位に
概要:豪州ではニューサウスウェールズ大学(UNSW)がQS世界大学ランキング2027で19位となり、メルボルン大学を初めて上回りました。豪州の既ランクイン大学の58%が順位を改善し、9大学が過去最高位を記録したと報じられています。
コメント:国際学生政策、雇用成果、研究の国際共同性が大学ランキングに与える影響を見る事例です。
【情報源メモ】
- 本資料は、2026年6月23日時点で公開確認できた記事・資料をもとにした実務用ニュース整理です。
速報性の高い記事は、その後に内容修正・追記が行われる可能性があります。設置認可・届出・補助金等の実務判断では、最終的に文部科学省等の一次